転職活動大変記

なんやかんやあり、3年勤めていた会社を辞めた。
退職したのは7月のこと。

退職を決めてからは転職モードに入った。
ちゃんとした就職活動は人生で2回目だが、めんどっちくて辛い。

ボクみたいなメンタルの弱い人間にとって就活は修行そのもので、
まず暑いなかジャケットを着て会社に出向くのが大変につらい。
そして、時間を掛けて考えた志望理由や自己PRをつらつらと笑顔で述べる。

よっしゃー終わったぞー。と、思いたいが、
家に帰ったら別会社のオンライン面談が待っている。
その繰り返しを3週間。

お祈りメールも来れば採用メールも来た。
条件面や環境、会社の雰囲気もあり
どこが自分に合っているのかまったく分からないのが難しいところ。

そんな中、いいなと思った会社が一つあった。
面談の雰囲気もよく、「ぜひうちで」と声をかけていただき、
ボクはそこで働くことになった。
これが7月の話し。


8月に入り、やる気満々でよっしゃーやるぞー!と出社した。

が、しかし入社して3日経った頃に違和感を感じた。
入社して3日でだいたいの仕事を覚えてしまった。

ボクはいわゆるサーバーエンジニアという仕事をしており、
サーバの構築、設置、保守・運用といったことをしている。

以前の会社では同僚が働いてくれないおかげもあり、
50台近くのサーバ達を1人で管理していた。

しかし、この会社のサーバ台数は5台のみ。
ネットワーク環境もシンプルで保守・運用の予定しかない。
情シス(IT何でも屋さん)も兼務していたが、そちらも仕事がない。

こうなったら他に仕事を作るしか無いわけで、
VBAやRPA(業務自動化ロボット)をひたすら作っていたのだ。

しっかし、暇だ。
1日8時間暇なのである。
何も起きない状態から仕事を作るのは大変である。

そして入社して2週間で気がついた。
「ここにいたら成長しない!」


気づいてから早かった、すぐに色んな会社に応募した。
仕事終わり、家に帰ってきて面談を2本こなす。

そんな日々を過ごしていたら、お給料面でとても魅力的な求人に出会う。
今の給料より30%もお賃金が高いのだ。

年齢的に若い分、ボクは経験も少ない。
受からないだろうなーと思ったら、なんと受かったのだ。
しかも会社の雰囲気もよさそう。
面接担当してくれた方が熱かった。情熱的だった。
これからうちで成長してくれと応援してくれたのだ。

ボクとしては、気分は棚からぼたもちである。
お賃金のことしか考えてなく、下心で応募したから。

しかし、棚から餅が落ちてきた瞬間にぐわっと掴んだ。
ぐわっ!!と。

嬉しいとしかいいようがない。
10月からの入社で、今は緊張しているが、
どうなることやら、とにかく新しい会社では楽しく働けたらいいなと思っている。

今の会社には退職する旨は伝えており、
少し居心地は悪いが、なんとか9月を乗り切るつもり。


ひさびさにいいことがあったなー。

しかし、2ヶ月で会社を辞めるなんて自分の人生に笑った。
これだから人生は面白いのだ!

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