自分を知ること



自分を知ることの難しさたるや、人生において大切なことだなぁと仕事中思った。

先日書いた「自己肯定」について考えていたとき、
自己肯定はステップがあると気づいたのだ。
1、己について知る
2、己を認める
単純だがこれが難しいのだ。


ボクは小学生のときから無意識に同性を目で追ったり、
憧れたりしていた。

好きでも嫌いでもないこの気持がなんなのか分からなかった。

中学に入り、どうも「異性を好きになること」が自分には湧かないなあと思い、
真剣に向き合ってみたところ、ボクは「同性が好き」なのかもしれないと気づいた。

その瞬間はどうすればいいか分からなかった。
いや、おそらく5年間ぐらい分からなかったと思う。

そのうち「ゲイ」や「同性愛者」という言葉を知り、調べ、
病気ではなく正常だと認めていったとき、
ボクは「ああ、これは同性愛っていうやつだったのか」という安心感を得た。

今となってはそこまで気にする存在ではないのだけれど、
それでもあの頃の自分をすこし肯定できた気持ちになった。
これは人生で初めての自己肯定だったと思う。

ただ、自分がなんの名前もつけられなかった世界に、ポンッと名前をつけられただけなのに。
もし当時のボクが、この言葉と自分が結びつくということを知っていたら、
すこしは自分を認められたのだろうか。そんなことを考えた。


最近なんで自己肯定について気になっているのか考えてみた。
就活で落ち込んだ自信を持ちたいという気持ちもあるけれど、
「他者を受け入れたい」という気持ちも大きいと思う。

自分を許容できるようになると、
自分を受け入れるのと同じように他者も受け入れることができるようなるのではないかなーと。

「自分はこんなところがダメだ」と思ったとき、同じようなところが他人にあった場合も「この人はこんなところがダメだ」と否定的な部分に目を向けがちだと思う。

でも、「ありのままの自分で良い」と思っていれば、
他人の悪い部分が目立って見えることは無いのかなと。

また、自己肯定感が低いと「何をしてもダメだ」「自分にはできない」など、
根拠のない否定に埋め尽くされてしまう。
自己肯定感が高まれば、ネガティブな感情に流されることなく理性的に物事を考えられると思う。
物事を理性的に考え、未来に対して建設的な考えを生みたいのだ。
ゴールを達成するために必要な努力や、やるべきことを客観的に計画し、
実行していきたい。


そのためには、まず自分と見つめ合って自分を知ることですね。


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