肉はよく焼け

 

朝、図書館に行って本を借りた。日記図鑑。ここ2ヶ月ぐらい誰かが借りていて、やっと借りることができた。最初は予約するのめんどくさかっただけなんだけど、最後のほうは予約しないで借りてやるぞの謎意地が湧いて予約できなかった。私のこれは頑固じじいへの過程の記録である。Road to 頑固じじい Diary。実を言うと、生まれたときから頑固じじいなんだけど。これを読んでくださっている方にとっては何を今さらな承知事項だろう。会社とか学校とか社会になじんでるとそれが薄まるんだけど、私生活ではここ2年ぐらい彼氏がいるわけでもなく、友達が多いわけでもないので奥底にいたじじいが浮上してきている。あと、今までは人に指摘されなかったけど、ホタテくんは指摘してくれるんだよな。あ、前にも「生き急いでる」と指摘されてムカついたことをグチグチ書いたっけ。指摘といえば、先日一緒にホテルに泊まったときもあった。徐々に会話が減っていき→就寝の流れが嫌なので、「もう喋りたいことない?ないならおやすみね」と言ったとき、せっかちだと指摘してくれた。さすがにこれは自分でも理解できて笑ってしまった。(もちろんホタテくん以外にはやらない意識はまだある)こうやって教えてくれるのが大変ありがたい。教えてくれる人がいなくなってからが頑固じじいライフの本番だろう。

昼、ホタテくんとStray Kidsのライブ 先着一般枠チケット争奪戦に参戦した。時報を流して59秒チャレンジ。失敗。20秒で売り切れて、その後2時間ほど引きずった。

阿佐ヶ谷神明宮に行き、おみくじを引いた。今年三度目のおみくじ。おみくじのガラガラを振ってたら女児が近寄ってきた。母親らしき人が「○○ちゃんは”ちゃんと”並べる子だから列に並ぼうね〜」と女児に話しかけた。子供を使って他人を注意するパターンのやつかなと内心ドキドキした。抜かしてたならすみません、反面教師にしてください。中吉。

夜、肉屋に行ってみるも、買い方が分からなくてやめた。「○○肉を〜グラムください」と言えばいいんだろうけど、肉の名前がわからないし、グラム感覚が分からない。僕は肉が好きなくせに肉のことを知らなすぎる。人と焼肉に行ったときなんか、肉名?(部位か)がスラスラでてくることに感心する。「これはよく焼いたほうがいい」なんて言うけど、そんな情報どこで学ぶんだろう。知っているのは牛タンと抹茶アイスが美味しいこと、火が大きくなれば氷を投入すれば弱まること。それぐらいしかできない全く役立たずな人間なのである。ヒレもロースもサーロインもよく分かっていない。

 

手袋を縮めたくて洗濯したけど効果はなかった。

 

「これはよく焼いたほうがいい」なんて、なーにこんな楽しい場所で説教垂れちゃって…笑。と内心思っていたが、もしかすると経験から学んだことを示唆してくれているのかもしれないなと書いていて思った。これは…大事な教訓ではないか。肉はよく焼け。現代の口伝だ。口伝たる口伝。口伝もいいとこ。うーん家庭科で習ったかな。肉はよく焼きましょうなんて教えたら、馬鹿にするなと保護者からクレームが入るか?肉はよく焼いたほうがいいに決まっているのは本能が教えてくれるもんな。よく焼かなくていいのはユッケぐらいでしょう。ユッケの美味しさを知ることはサウナで整うぐらい不慣れな行為だと思っているので、このねじれ曲がった脳みそはその美味しさを味わうことなく人生を終えてゆくでしょう。牛角安楽亭しか焼肉屋を知らないので、整う環境すらないのではないか。いや、ユッケを小馬鹿にして距離を取るのは間違ってる。ユッケの怖さは仰天ニュースで散々みてきたじゃないか。ユッケというキーワードが出ただけで大麻と同じレベルの警戒アラートを出さなければならない。美味しい美味しいと聞くので試してみたい気持ちはあるが…ユッケを語る人間に共通した恍惚とした表情は、ただ純粋に私の好奇心をそそるのだ。