第2回 日記祭

 

昼、浜松町にある対話の森で「ダイアログ・イン・サイレンス」に参加した。

夏に行ったダイアログイン・ザ・ダークが良かったので、今回も楽しみだった。でも、こういうワークショップって一人で参加するのは不安もある。実際にここ一週間、キャンセルしたい衝動が何度かあった。が、いざ体験が始まると、コミュニケーションを取ることに必死で不安な気持ちは忘れていた。途中、自分のコミュニケーションのネガティブな面に気がついた。(この人とコミュニケーションを取るのは無理だ)と感じた瞬間にスイッチを切ってしまう。他の参加者と二人一組で作業をしたとき、意思疎通が取れないタイプの人だと感じてコミュニケーションスイッチが切れて、全部自分一人でやってしまった。試行錯誤もせずにコミュニケーションを放棄した。他の参加者も見てるから、一見すると一緒にワークしてますよ〜な雰囲気を無意識でだしている悪徳さも自覚した。少なくともここに来た目的は同じはずなのに、相手の目もしっかり見ないまま勝手に一人で進めてた。確かにコミュニケーションを諦めることも大事だとは思ってるけど、次にこういう瞬間が訪れたら10%だけでも頑張ってみたい。

もう一つ、ある参加者の発する考えが本質をついていると感じていて、実際に何度も共感したんだけど、最後の最後でその人のコミュニケーション方法にがっかりした。「伝えたい」気持ちが先行していただけなんだろうけど、コミュニケーションスイッチがまたバチッと切れた。別の参加者が、「それってこういうこと?」と試行錯誤してみんなに翻訳してくれた。あぁ、翻訳の仲介をするポジティブさが僕には無いんだ。コミュニケーションには積極性も大事なんだな。

目と目をみて話すこと。目と目を見ればある程度はお互いは伝わるのかも。言語に頼り過ぎていた。表情だったり、ボディランゲージだったりは思ってる以上に相手に伝わるし、重要だ。僕はコミュニケーションに力みすぎてるし、構えすぎてる。エラーを怖がってるけど、頑張ってトライしたい、伝わらなくて辛くても、ある一瞬を越えたらコミュニケーションができる瞬間はくるのかも感じた。まずは、目を見て話すことから始めたい。

 

体験が終わり、参加者とアテンドさんと写真撮影。それぞれに仕事や生活にどう生かしたいかなど話した。話が長くなってきたので、抜けて下北沢へ。

 

下北沢では第2回 日記祭が開催されてる。向かう途中、もしかすると買いたい本も、はてなブログの本も売り切れてるかも…と不安になってきた。はてなブログTwitterアカウントをみると、「はてなブログの日記本」の在庫は僅かと伝えている。後悔したくないなと思い、渋谷の乗り換えも、下北沢からボーナストラックまでも走った走った。なんで朝一で来なかったんだろうと後悔しながら走った。

日記祭のはてなブログ出店ブースにたどり着き、一部もらえますか?と尋ねると、残り一冊だった。やった〜!

はてなの方に「この本に載ってる方ですか?」と聞かれ、はいと答えると、小さく盛り上がった。いつの日付ですか?と聞かれるも、それが忘れちゃったんですよ…!「すいません恥ずかしいので…」と濁した。はてなの中の人は優しく、とりあえずチェキ撮りましょ!!と誘ってくれた。せっかくなら外で撮りましょうと提案してくださり、外で本と一緒に撮影した。ついでに、いつの日付を応募したっけな〜と、いただいた本をめくる。あった!5月7日の「メガ金麦」を応募したんだ。これです!とはてなの方と読む。「私この日記読んだことあります!」と仰っていて、はずかしさがあった。ザヤとホタテくん以外に僕の日記を読む人に会ったことがなかったから。

 

はてなでは運営のようなことをされてるんですか?」と質問すると、まさに運営してる方で、ぴゃ〜〜!!ってなった。「あのー、毎日はてなブログのトップに記事がピックアップされてますよね?あれってたくさんのブログを読んでるんですよね?」とかはずい質問しちゃったぜ。まさに”あれ”をピックアップしてる人らしい。感動したけど上手く伝えれなかった〜。

あと、「本作るのがめんどくなっちゃって」と相談すると、↓のリトルプレスパックのサンプルを見せてくれた。B6 50ページ 30部で15,000円らしい。手に取ってみたらめっちゃいい感じだし、「簡単だし、一日で作れますから」と後押ししてくれた。これで作ってみよっかな。

blog.hatenablog.com

 

あーなんか安心した。他で試し刷りしたんだけど、しっくりこなくってこなくって。本に対するイロハを知らなすぎてぎゃーぎゃー逃げまくってたから。これでいくと決まったからあとは作るだけだ。

 

他の出店ブースも回ってたくさんの日記を買った。夏税さんとみ歩さんの日記も買えて大満足で帰った。

 

帰る途中、吉祥寺の崎陽軒シウマイ弁当を購入。私の部屋も覗いたけど、めっちゃ混んでたので諦めた。

電車に乗るも、なんとなく歩きたくなったので、荻窪で降りて歩いて帰った。青梅街道の紅葉はまだまだ綺麗。イヤホンからは新宝島が流れてきて最高な気分になった。

 

帰宅してさっそくシウマイ弁当と日記本を往復する。読み進めるうちにマイZeppのフロアのボルテージが最高潮に達し、ベッドにダイブした。

 

表紙を眺めて、ページをめくったり戻ったりする幸せ。

本を買うときはいつも「いつか捨てるからなるべく電子書籍がいい」とネガティブな気持ちがあって(でもこの気持ちには大きな罪悪感と後ろめたさがある)、なるべく電子書籍を買ってたんだけど、今日はページをめくるときのドキドキをすごく感じて、今日買った本を大切に保管したいと思った。はじめて湧いた気持ちに驚きつつも嬉しかった。

ザヤとホタテくんがでてこない日記を選んだつもりだったけど、しれっとザヤがでてきてウケた。ザヤとは親友のことです…