パンダに宝塚を感じた


朝ごはんをなにたべようとのんきに考えてたら、
じわじわと「休日なにしよう症候群」が襲ってきた。

とりあえず、ノルマの英語学習を終わらせ心を落ち着かせた。

行きたいと思いつく場所は一箇所しかない。
昨日考えていた上野動物園

しかし調べてみると、
コロナになって上野動物園は事前予約が必要になったらしい。
当日キャンセルはあるがこれが激戦。

負けん気が湧き、15分ほどパソコンに粘ってチケットを勝ち取った。
妙な達成感で行くのがめんどくさくもなったりしたが、
せっかく取ったなら行くしかねえとよっこらせっと行動を始めた。




上野公園には開園15分前についた。
公園では台湾フェスをやっていて、
心の中で静かに台湾好きの血が騒いだ。

しかし、持ち合わせの現金は600円しかないため、
おとなしく動物園を満喫することにした。


動物園に入園すると、
パンダ1回目の見学、2回目以降の見学とレーンが2つに別れている。

なんじゃろかいと思い、1回目の列に並ぶと、
すいすい列が進み、目の前にパンダが現れた。

木に登ったかと思えば、地上へ降りてきて、柵内を走り回り笹を食べ、
サービス精神旺盛なパンダだった。シャンシャンというらしい。

シャンシャンが行動するたびに黄色い歓声があがる。
ここにはパンダの追っかけがいるらしい。
よくみると2回目以降の列に並んでる人は、
日傘をさしてカバンにパンダグッズがついている。
パンダのおかっけらしい。

パンダに宝塚を感じた。


動物をどんどんみていくと、
テナガサルがいたが、ひじょうに哀愁が漂っていた。
可哀想だ。



動物園は人間のエゴの象徴だなと思い、
そのことを深く考えると嫌な気持ちになってしまった。

しばらくぐるっとしたが、
どうもテナガサルから気分がよろしくないので帰ることにした。
半分ぐらいの動物はみたと思う。


朝から何も食べてないことにハッと気が付き、
動物園のレストランで食事をした。
サル山を見ながら食事ができるとのことだが、
ここでも気分が悪いので、サル山が見えない席に座って、
色んなことを考えながら焼き鳥丼を食べた。
さっき鳥コーナーを熱心に見たばかりなのがことさら複雑な気分にさせた。


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